beach storyのお話 story.29 2018-07-31 15:19:13 beach storyのお話 story.29昔は今と違って、自分のカメラにフィルムを買って来てセットするか、「使い捨てカメラ」と呼ばれるフィルムがセットされているカメラで写真を撮る📷いずれにしても撮り終わったら写真屋さんに行きフィルムを現像してもらい、その後プリントされ、初めて1枚の写真がもらえる。当時は最短スピードでも自分が撮った写真を確認出来るのは、出来上がるまで30分から50分は待つ事になるし、場合によっては日数がかかることもある💦だからあの頃は誰しもあの日、あの時の光景を写真でみるのがたまらなく待ち遠しく、それもまた楽しい😆女の子と夜景スポットにでも1度デートが出来れば、次は一緒に写真屋さんへと2度のデートが確定する!まだまだそんな時代😊で、こっちの裏側仕事とは?まずは細かい気遣いが半端ねー💦現像作業は、ちょっとしたミスが命取り😤間違えてフィルムが光に当たったらそのフィルムはもうアウト😱小さなミスで、お客さんの二度と戻らない思い出を一瞬で奪い取る事になる😭。まぁ気遣いはどんな仕事でも同じだとは思うけど他にも挙げたらキリがない💦現像やプリント作業は機械で行うんだけど、機械の操作もまた大変💦っていうか機械にエラーが起きた時がかなりやばい。現像機に流した後に、中でカタカタ音がしてるなら直ぐさまネガを救出させないと大惨事だ。現像して出来上がったネガを今度はスキャンしてPCに読み込み、色補正に入る。そしてわずかなホコリでもネガにくっついてスキャンをしたらそのホコリも一緒にプリントに映り込んじゃって、せっかくの写真が台無しになる😭お客様の大切なお写真だからこそ1枚1枚の写真を確実に逃す事なく確認チェックを怠らない。それが1番大事なお仕事だから。プリントが出来るまでは、枚数によるけど5分から10分くらいで仕上がっちゃうもんなんだ✌️最短でも30分と、時間を設けているのは出来上がった写真プリントを1枚1枚確認しなければならない作業もあるから。そして写真屋さんには、あらゆる年代のあらゆる層のお客さんがくる🚶👪👭学生から大人の一般人、仕事上の何かの調査や証拠写真を押さえるための探偵のような方まで。そして出来上がった全ての写真を確認していく。そろそろお気きづだろうか😏素敵な景色の写真も見れば、あらゆる人達のプライベート、幸せそうな家族、恋人同士のイチャイチャ写真まで要チェ〜ック!あんな場所でのこんな写真、こりゃ見ちゃまずいだろって写真もあれば、これはやばくねーか?って写真まで😱それらってどんな写真か?まぁご想像にお任せですな😆つまり、誰もがこれは見られたくない、絶対に見せられないという1枚の写真ですら写真屋さんが誰よりも先に必ず見ているという事だ!それもしっかりね😆これほど、人のプライベートを見る仕事が他にあるのだろうかってくらい。そんな中で、俺が写真屋さんで働いていて断言出来るものを1つ紹介しよう。それは心霊写真👻なんて1枚も出てこねぇ💦1日で何百枚もの写真をチェックする作業。1ヶ月働くだけでも、何万枚もの写真をチェックするが、そんなものは1枚も見当たらなかった💦人の目に写らないものはカメラにも絶対写らない👻これが俺の写真屋としての断言👍フラッシュの際、光の反射やフィルムの巻がずれていたりすると前後の写真が写り込む事もあり、それっぽく見える事はあったけど全て、理論的に片がつく。まぁもともと俺は幽霊、心霊は信じていないほうだし、あくまで俺の個人的断言の話だけど、どうしてもこれは心霊写真だというなら霊能者とか坊さんにでも確認してもらってくれ。そっち側の人達はだいたい心霊だとか悪霊だとか言われて、お札とかお線香を売って来そうだし、あとは信じる信じないはあなた次第!俺は違うと思うけどなーって感じだよ。心配なら塩でもまいとけばって言うかな😆そして時は2002年の夏毎日のように人様の写真を見つつ数ヶ月働かせてもらっている間に俺の就職先が決まった👍初社会人の俺の決まった会社はブラッドピット「ご〜まぁ〜る♫さぁ〜ん♫』で印象強いデニムメーカー「👖エドウィン👖」昔からデニムは好きだった俺はすげえ嬉しかったな。まずはここで一般的な社会経験を積ませてもらい、また数年の時が経つ。「story30に続く」前回のお話久米島の守られ続ける聖地 「ミーフガー」