beach storyのお話 story.29

beach storyのお話 story.29


昔は今と違って、自分のカメラに

フィルムを買って来てセットするか、

使い捨てカメラ」と呼ばれるフィルムが

セットされているカメラで写真を撮る📷


いずれにしても撮り終わったら

写真屋さんに行きフィルムを

現像してもらい、その後プリントされ、

初めて1枚の写真がもらえる。


当時は最短スピードでも自分が

撮った写真を確認出来るのは、

出来上がるまで30分から50分は

待つ事になるし、場合によっては

日数がかかることもある💦


だからあの頃は誰しも

あの日、あの時の光景を

写真でみるのがたまらなく

待ち遠しく、それもまた楽しい😆


女の子と夜景スポットにでも

1度デートが出来れば、次は一緒に

写真屋さんへと2度のデートが

確定する!まだまだそんな時代😊


で、こっちの裏側仕事とは?


まずは細かい気遣いが半端ねー💦


現像作業は、ちょっとしたミスが命取り😤

間違えてフィルムが光に当たったらその

フィルムはもうアウト😱


小さなミスで、お客さんの二度と

戻らない思い出を一瞬で奪い取る事になる😭。

まぁ気遣いはどんな仕事でも同じだとは

思うけど他にも挙げたらキリがない💦


現像やプリント作業は機械で

行うんだけど、機械の操作もまた大変💦

っていうか機械にエラーが起きた時が

かなりやばい。

現像機に流した後に、中でカタカタ音が

してるなら直ぐさまネガを救出させないと

大惨事だ。


現像して出来上がったネガを今度は

スキャンしてPCに読み込み、色補正に

入る。そしてわずかなホコリでも

ネガにくっついてスキャンをしたら

そのホコリも一緒にプリントに映り

込んじゃって、せっかくの写真が

台無しになる😭


お客様の大切なお写真だからこそ

1枚1枚の写真を確実に

逃す事なく確認チェックを怠らない。

それが1番大事なお仕事だから。


プリントが出来るまでは、

枚数によるけど5分から10分くらいで

仕上がっちゃうもんなんだ✌️

最短でも30分と、時間を設けているのは

出来上がった写真プリントを1枚1枚

確認しなければならない作業もあるから。


そして写真屋さんには、あらゆる年代の

あらゆる層のお客さんがくる🚶👪👭

学生から大人の一般人、仕事上の何かの調査や

証拠写真を押さえるための探偵のような方まで。

そして出来上がった全ての写真を確認していく。


そろそろお気きづだろうか😏


素敵な景色の写真も見れば、あらゆる人達の

プライベート、幸せそうな家族、恋人同士の

イチャイチャ写真まで要チェ〜ック!

あんな場所でのこんな写真、こりゃ見ちゃ

まずいだろって写真もあれば、これは

やばくねーか?って写真まで😱


それらってどんな写真か?

まぁご想像にお任せですな😆


つまり、誰もがこれは見られたくない、

絶対に見せられないという1枚の写真ですら

写真屋さんが誰よりも先に必ず見ている

という事だ!それもしっかりね😆

これほど、人のプライベートを見る仕事が

他にあるのだろうかってくらい。


そんな中で、俺が写真屋さんで働いていて

断言出来るものを1つ紹介しよう。


それは



心霊写真👻なんて1枚も出てこねぇ💦


1日で何百枚もの写真をチェックする作業。

1ヶ月働くだけでも、何万枚もの

写真をチェックするが、そんなものは

1枚も見当たらなかった💦


人の目に写らないものは

カメラにも絶対写らない👻


これが俺の写真屋としての断言👍


フラッシュの際、光の反射やフィルムの

巻がずれていたりすると前後の写真が

写り込む事もあり、それっぽく見える事は

あったけど全て、理論的に片がつく。

まぁもともと俺は幽霊、心霊は信じて

いないほうだし、あくまで俺の個人的

断言の話だけど、どうしてもこれは

心霊写真だというなら霊能者とか坊さんにでも

確認してもらってくれ。


そっち側の人達はだいたい心霊だとか

悪霊だとか言われて、お札とかお線香を

売って来そうだし、あとは信じる信じないは

あなた次第!

俺は違うと思うけどなーって感じだよ。

心配なら塩でもまいとけばって言うかな😆


そして時は2002年の夏


毎日のように人様の写真を

見つつ数ヶ月働かせてもらっている間に

俺の就職先が決まった👍


初社会人の俺の決まった会社は

ブラッドピット「ご〜まぁ〜る♫さぁ〜ん♫』で

印象強いデニムメーカー「👖エドウィン👖」

昔からデニムは好きだった俺はすげえ

嬉しかったな。

まずはここで一般的な社会経験を

積ませてもらい、また数年の時が経つ。


「story30に続く」

前回のお話


久米島の守られ続ける聖地 「ミーフガー」